
高齢者になると転倒することにより、骨折しやすくなります。
また、内閣府で公表している「平成27年版高齢社会白書」によると、65歳以上の高齢者が骨折した場合の介護になる可能性は12.2%と発表されています。
ですので、10人に1人以上は転倒による骨折で介護が必要になるという事です。
そこで、高齢者が転倒した場合に骨折する原因と、骨折しやすい部分、対策について考えてみました。
高齢者が転倒して骨折する原因
高齢者が転倒して骨折する原因について考えてみました。
身体が自由に動かなくなる
高齢者が転倒して骨折する原因として、若いころに比べて身体の自由が利かなくなっていることが挙げられます。
身体の自由が利かなくなることにより、自分では自覚していないうちに転倒しやすくなっています。
加齢とともに骨が弱くなる
次に、高齢者が転倒して骨折する原因として、骨自体が弱くなっていることも原因の一つに挙げられます。
骨が丈夫であれば、転倒しても手をつくなど身体が自然に受け身を取っても問題ありませんが、高齢者の場合には受け実を摂った際に骨が弱くなっているため、受け実を取った衝撃で骨折してしまう事が多いようです。
高齢者が転倒して骨折しやすい部分
高齢者が転倒して際に、どの部分が骨折しやすいのか?について調べてみました。
高齢者が転倒して骨折しやすい部分は、手首、手のひら、腕、腰など、若い方でも自然に受け身を取ってしまう部分や、転倒時に衝撃を受ける部分がほとんどです。
ですので、高齢者の場合何気なく転倒時に手をついた場合でも、骨にひびが入ってしまう、最悪な場合には骨折となりうる危険性があります。
高齢者が骨折しないための対策
高齢者が骨折しないための対策について考えてみました。
カルシウムを摂る
骨と言えばカルシウムというくらいイメージも定着している成分です。
カルシウムは牛乳や小魚などから摂取できる成分です。
ですので、毎日牛乳や小魚を摂取するように心がけましょう!
コラーゲンを取る
骨なのにコラーゲン?と多くの方は疑問に感じてしまいますが、骨にはカルシウム以外にもコラーゲンが含まれています。
骨におけるコラーゲンの役割は骨を柔軟にする役割を担っています。
つまりコラーゲンは、本来は硬い骨にある程度のクッション性をもたせるための成分を担っています。
そのため、骨を丈夫にするためにはカルシウムだけではなく、コラーゲンのしなやか成分も重要になります。
特に高齢者の場合には、骨の柔軟性も弱っているために骨が折れやすい原因とも考えられます。
散歩などの軽い運動をする
骨はカルシウムやコラーゲンを摂取するだけではなく、運動するなど骨に適度な刺激を与える必要があります。
注意することは、健康になろうと散歩をしたのに、転倒して骨折をしてしまっては意味がありません。
ですので、骨折が気になる前に本来は散歩などの習慣づけができていると理想的です。
散歩の習慣がない方は、転倒などに注意して無理のない散歩から始めてみましょう。
天気のいい日は日光を浴びる
骨とビタミンDの関係について、少しでも耳にしたことがあるかもしれません。
ビタミンDは身体で作ることができる成分で、日光を浴びることで作り出されます。
また、ビタミンDは血中のカルシウム濃度を保ってくれるため、丈夫な骨に必要な成分と言われる由縁です。
ですので、天気の良い日は外に出て日光浴をおすすめします。
もちろん、天気の良い日に散歩をすることで一石二鳥の効果が期待できます。
MBPにも注目
雪印メグミルクでは、牛乳などに含まれる希少な成分、MBPを発見しました。
このMBPは骨密度を高める成分として、雪印メグミルクでは特定保健用食品(トクホ)として販売しているほどです。
MBPが骨密度を高める成分と言われる理由は、骨を壊す細胞を抑制し、骨を作る細胞を助けることにあります。
つまり、骨を作ることを助け、骨を壊すことを弱めるため、結果的に骨を強くする成分という事のようです。
しかし、残念ながらMBPは牛乳の中にわずかしか含まれない成分のため、サプリメントなどから摂取することをおすすめします。
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